電子制御機器
CNTフィルムヒーター
機能性新素材垂直配向性CNTシート材「HiTaCa®」(ヒタカ®)
カーボンナノチューブ(CNT)とは、グラファイト構造の膜または層がチューブ状をなした10億分の1mのレベルの超微細なナノテク素材で、従来にない優れた特性があり、さまざまな用途への展開が期待されています。
当社は、50μm以上の長さを有し、基板上に垂直配向するCNT(VA-CNT)の製造・量産技術を保有しています。
垂直配向CNT「HiTaCa®」※は、CNTが有する電気特性、熱特性、機械特性などを活かした各種電極やセンサーをはじめ、放熱部材や電磁波吸収・シールド材、強度補強部材・フレキシブルヒーターなどへの利用が期待されています。
- ※HiTaCa(ヒタカ)は当社の登録商標です。
HiTaCa®フィルムヒーター
HiTaCa®フィルムヒーターは、CNTフィルムを発熱体とした面状ヒーターです。
当社では、CNTフィルムのもつ柔軟性、軽量性を活かし、当製品を開発しました。
特長
ご要望に合わせたサイズや形状、ヒーター出力に設計対応いたします。
- 1ヒーター面全体を均一に昇温できる
- 2柔軟でフレキシブル性が高く、曲面の過熱も可能
- 3省エネ性能が高い
- 4薄くて軽い
- 5熱伸びしない
- 6腐食しない
- 7常用温度:80℃以下 (より高耐熱仕様のヒータも開発中です)
実績
台車部への着雪を防止するヒーターとして、 東海道・山陽新幹線の最新車両に当製品が採用されています。(HiTaCa®フィルムヒーターは筐体内部に配置)
台車部にヒーターを搭載することで、冬季期間中、落雪による車両床下機器へのバラスト跳ね上げを防ぎます。
- ※台車部のヒーターは、日本車輌製造株式会社殿と共同開発した製品です。
用途例
タンク、ドラム缶、バケツの加温・保温
湾曲した形状にそって貼り付けられます。
中の物質が固まったり、変質するのを防ぎます。
配管の加温・保温
配管をムラなく温めることで、管内の流体温度を制御します。
その他、金属板金、各種装置など
仕様に合わせて設計から対応します。
設計からエンジニアリングまで、一括で承ります!
関連技術
事業に関する各種お問い合わせはこちら