2019年度入社式 社長挨拶骨子
2019年04月01日
新入職員の皆さん、入社おめでとうございます。
日立造船の新入職員としてお迎えすることを心から歓迎いたします。
本日、当社には139名の新入職員が入社されました。皆さんは、縁あって当社に入社し、社会人としてのスタートを切りました。皆さんは、職に就くことができた喜びを感じるとともに、皆さんのご家族への感謝の気持ちを忘れず、家族へは、顔をみて感謝の気持ちを伝え、仕事は楽しむ気持ちを持って取組んでください。
2019年度の開始にあたって、全役職員への訓辞を行い、当社の経営状況や運営方針について述べました。会社というものは、しっかり儲けないと皆さんの給料も出ませんし、研究開発や人への投資もできなくなってしまいます。新入職員の皆さんも、入職研修を経て各部門に配属されることになりますが、今日から当社職員としての自覚を持ち、各部門での職務に専念してほしいと思います。そこで期待と激励の気持ちを込めて、入社後10年間の過ごし方を2つ、提案します。
- 1世界中で活躍できる“仕事人”になる
一つ目は、新入職員の皆さんは、入社後5年間で世界中どこででも仕事ができる「仕事力」を身につけ、一人でも仕事が任せられる『仕事人』になってください。入社後2年間のOJTの後、5年目には一人前の担当者として、各部門の戦力となるよう努力してください。また、本当の意味でのグローバル企業の一員となるために、世界で活躍できる人材となるために語学力を磨いてください。
- 2人間力があり主体的に行動できる“社会人”になる
二つ目は、これから10年間で、自ら果敢に挑戦し、主体的に行動できる『社会人』になってください。与えられる仕事を待つのではなく、主体性を発揮して仕事に挑戦してください。
当社は10年間の長期教育計画である「キャリアプラン制度」をはじめ、その他に昇格研修など様々な研修を合わせて行っています。特に入社後の5年間が非常に重要な期間であると考えています。入社後の5年間をいかに過ごすかが、これからの皆さんの会社人生を決定すると言っても過言ではありません。自分の決めた目標に向かって精進してください。抽象的な目標ではなく、具体的な数値目標を掲げて取組んでください。
また、「働き方改革」の取組みとして、在宅勤務の導入やサテライトオフィスの設置、全社集中タイムの導入等の取組みを行っていますので、有効に活用し、生産性向上とワークライフ・バランスの充実を図ってください。
以上、皆さんへの期待と激励の言葉を申しました。また、「Hitz Value」にある「行動規範」を特に大切にして日々行動してください。すなわち、次の3点です。
- 1果敢に挑戦する
- 2真摯に対話する
- 3広く学び、深く考える
短い言葉ですが、当社の求める人材像が凝縮されています。常に忘れずに行動してください。「Hitz Value」の理解・実践を通じて企業活動を行うことは、社会の持続的発展、長期的な企業価値の向上に繋がり、SDGsの達成にも繋がっていきます。共に貢献していきましょう。
最後になりましたが、私もこれまでの会社生活を振り返って、企業人として、好調な時あるいは不調な時も、その時々で職務を全うできたのは、まず「健康」であったからだと感じています。自分自身の健康をしっかりと管理する、それから現場や工場で働く際はもちろん、仕事、プライベートにかかわらず普段の行動においても「安全」に気をつける、そして社会の一員としてコンプライアンスを遵守する、この3つに留意してください。
日立造船職員として、皆さんの挑戦と活躍に期待しています。共に頑張りましょう。