Kanadevia DXを推進する
IoTセキュアプラットフォーム
EVOLIoT(エヴォリオット)
カナデビアグループの製品、
施設の様々なデータを収集、蓄積、活用します。
製品運転の見守り、最適化、
稼働率の向上などを実現できます。
データの収集・蓄積・
活用まで一括管理!
機能紹介
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❶収集
製品の様々なデータを、セキュアに収集
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❷蓄積
収集したデータをクラウド上に蓄積
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❸可視化
蓄積したデータを閲覧できる
ダッシュボード画面を提供 -
❹分析
AI・機械学習分析を行える環境を提供
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❺アラート監視
製品・IoTデバイスのアラート、
運転状態をメールで通知 -
❻遠隔メンテナンス
セキュアなアクセスによる
現場機器のメンテナンス環境を提供
導入メリット
1.製品運転の見守り
データの常時見える化で
離れた場所からでも製品を見守ることができます。
アラート通知などを利用した異常検知により、
トラブルへの早期対応ができます。
2.製品運転の最適化
データを分析することで
製品の運転傾向が把握でき、
運転を最適化できます。
3.製品稼働率の向上
機器の詳細な稼働状態のデータを
確認することにより、適切なメンテナンスを
提供でき、製品の稼働率を向上できます。
セキュリティの確保も万全
- ユーザー毎の適切なアクセス権限の設定
- IoTデバイスとクラウド間のセキュアな通信
- お客様の社内ネットワークや製品制御用のネットワークとの分離
画面イメージ
ダッシュボード画面
運転状況を一目でわかるアイコンで表示、
発生中のアラームを一覧で確認できます。
表示する期間を自由に変更可能で、
データの推移が一目でわかるグラフを
表示できます。
収集したデータを数値で確認でき、
CSVで出力できます。
収集、分析した結果をレポートで出力することが
できます。
データ活用
AI・機械学習を用いた分析や、
自由にグラフやチャートを作成して
可視化できる環境を提供し、
データ活用を促進しています。
導入事例
フィルタープレス
フィルタープレス(ろ過装置)とは
ろ過・洗浄・脱水機能をもつ固液分離装置で、化学薬品で使用される生産プロセス用や、排水処理などといった環境保全対策用などに利用されています。
遠隔地施設でのトラブル早期復旧
フィルタープレスは国内外問わず様々な場所の施設に納入されることが多く、トラブル発生時には、必要な部品を準備の上、現場訪問し復旧対応していました。訪問前にトラブルの詳細情報が不足しているケースでは、必要な部品が現場で不足し再手配する場合があり、特に、遠隔地の施設に対しては復旧に時間がかかります。
EVOLIoTを導入することで、稼働状況を把握できるようになり、トラブルの早期検知が可能となりました。また、現場訪問前に復旧に向けた必要部品の選定と持ち込みが可能となり、その結果、一度の対応で復旧できるケースが増え、トラブル早期復旧に貢献しています。
ろ布の目詰まり傾向可視化による価値創造
固液分離装置のフィルタープレスでは、固液分離(ろ過)を繰り返すうちにフィルター(ろ布)の中に固形物が徐々に蓄積され、液体の通過性が悪くなる(ろ布が目詰まりする)ことで、ろ過能力が低下します。ろ過能力が低下することで様々なトラブルが発生し、正常に稼働できなくなる恐れがあります。
EVOLIoTを導入することで、流量データを用いた分析結果より、ろ布の目詰まり傾向を可視化しています。ろ過能力が落ちてくると数値で表示されるので、これまで担当者の経験や知見での運用が、数値を提示することで、お客様に納得いただいた上で、ろ布を適切なタイミングで交換できるようになり、運転の最適化に貢献しています。
水素製造装置
水素製造装置とは
水を電気分解して高純度の水素ガスを発生供給するオンサイト型水素発生の装置です。
近年、水素は次世代エネルギーとして注目されており、再生可能エネルギーなどのCO2フリーな電気と組み合わせることで、クリーンなエネルギーとしての活用(Power to Gas)が期待されています。
不具合発生時の対応
水素製造装置は様々な役割を持っている多数のモジュールによって構成されており、トラブル時にはそれぞれのモジュールのデータから複合的に原因究明する必要があります。
そのため、トラブル発生時には、現場訪問の上、データを確認する必要があり、原因究明に時間がかかっていました。
EVOLIoTを導入することで、データを現場訪問せず可視化画面で確認することができ、トラブル対応が効率的に行えるようになり、早期復旧に貢献しています。